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【2026年最新版】インバウンド観光客はどこに行く?東京の訪問先データとタクシーが選ばれる理由

2026 6/19
ブログ
2026/06/19
インバウンド観光客は東京のどのエリアに行く?

前回の記事では、訪日外国人数が過去最高の4,268万人を記録し、東京都の観光消費額も過去最高を更新していることを紹介しました。

では、東京を訪れる外国人観光客は、実際にどこに行き、どんな移動手段を使い、東京のどんな点に魅力を感じているのでしょうか。

この記事では、東京都産業労働局が令和6年(2024年)に実施した「国・地域別外国人旅行者行動特性調査」をもとに、訪問先・交通手段・東京の魅力を詳しく解説し、タクシードライバーへの転職を考える方にとって何がチャンスになるのかを紹介します。

合わせてお読みください↓

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東京のインバウンド需要は過去最高|タクシー業界の今がチャンスな理由 | タクスタ 2025年の訪日外国人数は過去最高の4,268万人を記録。東京都の観光客数・消費額も過去最高を更新中です。観光庁・東京都の公式データから、なぜ今タクシードライバーへの転…
目次

外国人旅行者はどこに行く?訪問先ランキング

1位:渋谷(62.6%)、2位:新宿・大久保(53.4%)、3位:銀座(51.9%)

東京都の調査によると、外国人旅行者の訪問先(複数回答)の1位は渋谷(62.6%)で、令和5年に続き2年連続の1位となっています。

注目すべきは、調査対象である20の国・地域すべてにおいて「渋谷」が3位以内に挙がっているという点です。

渋谷スクランブル交差点・渋谷ストリーム・渋谷ヒカリエといった名所が、国籍を問わず外国人を引き付けているのがわかります。

2位は新宿・大久保(53.4%)で、日本食・コスメ・アニメ関連グッズなど、多様なショッピング需要を抱えるエリアとして人気を集めています。

3位は銀座(51.9%)で、高層ビルや近代的な街並みを目当てに訪れる旅行者が多いとされています。

1位 渋谷

62.6%

2位 新宿・大久保

53.4%

3位 銀座

51.9%

出典:東京都産業労働局「令和6年国・地域別外国人旅行者行動特性調査」(訪問先ランキング、複数回答)

上位エリアの共通点:移動距離が短く、タクシーが選ばれやすい

渋谷・新宿・銀座という上位3エリアを地図で見ると、いくつかの共通点があります。

まず、それぞれのエリア内に観光・グルメ・ショッピングスポットが密集しており、1日の中で複数の場所を訪問するのに適したエリアです。

次に、荷物を持っての移動・雨天時・深夜の移動など、「気軽に電車に乗れない状況」では、タクシーが選ばれやすいシチュエーションが多く発生します。

さらに、渋谷から新宿、新宿から銀座といった「エリア間の移動」も需要が見込まれ、こうした区間は電車よりもタクシーで移動する外国人旅行者も少なくありません。

インバウンド観光客 キャリーケース
持ち運びめんどくさい

外国人旅行者がタクシーを利用する割合は29.5%

交通手段の中で、JR・地下鉄に次ぐ水準

同じ調査の「利用した交通機関(複数回答)」の結果を見ると、外国人旅行者が東京滞在中に利用した交通手段のうち、最も多いのはJR(76.2%)、次いで地下鉄(63.8%)と続きますが、タクシーを利用したと回答した旅行者は29.5%に達しており、「空港リムジンバス(15.9%)」や「路線バス(14.7%)」を大きく上回っています。

交通手段 利用率
JR 76.2%
地下鉄 63.8%
タクシー 29.5%
空港リムジンバス 15.9%
路線バス 14.7%

出典:東京都産業労働局「令和6年国・地域別外国人旅行者行動特性調査」(利用した交通機関、複数回答)

欧米・豪州からの旅行者はタクシー利用率が特に高い

国・地域別にタクシー利用率を見ると、特に欧米・豪州からの旅行者の利用率が高い傾向があります。

米国44.0%、イタリア39.9%、英国37.9%、オーストラリア35.6%、カナダ36.2%と、アジア系の旅行者(韓国20.9%、台湾21.8%、香港16.5%)に比べて、タクシーを選ぶ割合が大きく高くなっています。

この背景として、欧米・豪州からの旅行者は長期滞在者が多く(英国・米国など7泊以上の割合が高い)、大きな荷物を持っての移動や、夜間の移動が増えやすいことが考えられます。

また、英語対応の配車アプリを通じてタクシーを呼ぶことへの抵抗感が低い、という特徴もあると考えられます。

外国人が感じる「東京の魅力」とタクシーの関係

1位は「治安がよい」(52.9%)、2位は「人が親切」(51.4%)

外国人旅行者が感じる東京の魅力(複数回答)について、最も多かったのは「治安がよい」(52.9%)で、次いで「人が親切」(51.4%)、「衛生的」(51.2%)と続きます。

さらに「食事がおいしい」(44.0%)、「おもてなしの心がある」(39.6%)なども上位に挙がっており、安全・清潔・親切というソフト面での評価が東京の最大の強みになっていることがわかります。

1位

治安がよい

52.9%

2位

人が親切

51.4%

3位

衛生的

51.2%

出典:東京都産業労働局「令和6年国・地域別外国人旅行者行動特性調査」(訪都外国人旅行者が考える東京の魅力、複数回答)

「外国語コミュニケーション」への不満は、タクシーの課題でもある

一方で、項目別満足度(満足と回答した割合)を見ると、「食事施設」「おもてなし」「交通機関」はそれぞれ70%以上が満足と回答しているのに対し、「外国語でのコミュニケーション」に満足と回答したのは41.1%で、全項目中最も低い結果となっています。

これはタクシー業界においても同様の課題で、「英語が話せない」「外国人のお客様への対応が心配」と感じている方もいるかもしれません。

しかし実際には、配車アプリを通じた予約・目的地指定が普及しており、ドライバーが流暢な英語を話せなくても、アプリ上での対応で多くのケースをカバーできるようになっています。

外国語への不安は、始めてみると意外と小さな壁だった、という声も多く聞かれます。

外国人旅行者の8割が「個人旅行」、配車アプリとの親和性が高い

ツアー利用なし(個別手配)が80.6%

旅行形態について、「ツアーは利用していない(個別手配)」と回答した外国人旅行者は全体の80.6%に上ります。

団体ツアーで決まったルートを移動する旅行者に対して、個人旅行者は自由に行動し、必要な場面でタクシー・配車アプリを使う機会が多くなります。

個人旅行が圧倒的多数を占めるという現在の傾向は、「必要なときにすぐ呼べる」「アプリで行先を指定するだけで動ける」というタクシーの強みが活かされやすい環境が広がっていることを示しています。

訪都リピーターも増加傾向

訪都回数のデータを見ると、2回目以上の訪都者(リピーター)が48.7%と、初回訪都者(45.6%)とほぼ同じ割合になっています。

リピーターは電車などの公共交通機関にもある程度慣れている一方で、「前回行けなかった場所に行きたい」「荷物が多い」「より快適に移動したい」という理由から、タクシーを積極的に選ぶ傾向があると考えられます。

リピーターが増えるほど、利用目的の多様化とともに、タクシーが選ばれる機会も増えていく可能性があります。

タクシードライバーへの転職を考える方へ

データが示すチャンス:需要が「特定の場所・層」に集中している

今回のデータから見えてくるのは、インバウンド需要が「渋谷・新宿・銀座」という特定のエリアに集中しており、欧米・豪州系の旅行者ほどタクシーを利用する割合が高いという構造です。どのエリアに多くの外国人旅行者が集まり、どの時間帯に移動需要が高まるかを理解することが、収入を効率的に伸ばすヒントになります。

配車アプリが、言葉の壁を大きく下げてくれる

「英語が話せないから外国人のお客様への対応が不安」という声はよく聞かれますが、GO・Uber・DiDiなどの配車アプリでは、行先がすでに設定されているため、会話が最小限でも対応できます。アプリに慣れることが、インバウンド需要を取り込む上での最初の一歩になります。

まとめ

  • 外国人旅行者の訪問先は渋谷(62.6%)・新宿(53.4%)・銀座(51.9%)が上位3エリアで、全20カ国・地域で渋谷が3位以内
  • タクシー利用率は29.5%で、空港リムジンバスや路線バスを大幅に上回る
  • 欧米・豪州系の旅行者はタクシー利用率が特に高い(米国44.0%、イタリア39.9%、英国37.9%)
  • 東京の魅力は「治安のよさ・人の親切さ・衛生的」が上位で、「外国語対応」への満足度は最も低い(41.1%)
  • 個人旅行(個別手配)が80.6%を占め、配車アプリとの親和性が高いスタイルが主流
  • 言葉の壁は配車アプリで大きく緩和されており、インバウンド需要はドライバーにとって取り組みやすいチャンスになっている

前回の記事で紹介した「量の拡大(訪日外国人4,268万人)」に加えて、今回のデータからは「どこで・誰が・どのように」タクシーを使っているかという、より実務的な姿が見えてきます。

この需要の波を取り込むためにも、今タクシー業界に入ることが、大きなチャンスになり得るタイミングだと感じていただけるはずです。

出典:東京都産業労働局「令和6年国・地域別外国人旅行者行動特性調査」(令和7年6月13日発表、令和7年12月22日一部修正)

※本調査は令和6年(2024年)1〜12月に羽田空港・成田空港にて実施した外国人旅行者へのアンケート(有効回答14,091票)に基づきます。実際の収入や需要状況は会社・勤務形態・時間帯によって異なります。

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